「女って、ホント顔しか見てねーのな」
「え、あ!」
いつの間にか、秋子ちゃんの秋田君がすぐ後ろに立っていて。
あたしは見られないように急いで目を拭った。
「なんでこんな日に限って出てくるの? こんな騒ぎになって、パルだってバレたらどうすんの」
「お前が俺の冥土姿みたいだろうなぁと思って」
「見たくないっ」
秋田君がとぼけたことをいう。
呆れてモノが言えないよ。
誰のせいでこんなに悩んでると思ってるの!
久しぶりに話すのに、集合時間までもうあんまり時間がないのに、半ば八つ当たりみたいな応答になってしまう。



