京阪駅で乗り換えて三十分弱。 遠い、遠すぎる。 早く、もっと早く! 近づくにつれて、さっきまで少し凪いでいた鼓動がまた暴れ出す。 ニュースでは何人か亡くなっている報道もされはじめた。 あたしは酷いことを考えてしまっていた。 死亡のニュースが飛びこんでくるたびに、あたしは。