確実なあてもないのに、事故のあった場所を目指して切符を握りしめ電車に乗り込み、新幹線のホームまで部屋着のまま辿り着いた。 待ち時間があることで、自分がおかしな恰好でいることに周囲の視線で気がついたけど、そんなことどうでもよかった。 スーツ姿の大人たちを見て、今日が平日なのだということも思い出した。 調べろ、調べるんだ。 有名人だもん。 きっと情報はあふれているはず。