頭にぽん、と手を置かれて制止されて、そのまま。 くしゃくしゃって、髪を乱して逃げていった秋田君の背中が遠ざかる。 あたしはごしゃごしゃにされた髪に手ぐしを入れながら、その姿を恨めしく見送った。 「決めた。絶対、ぜーーーったい、好きになんかならないんだから!」