瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~



みんなが花火に夢中になってる間だけ、少しの間だけ、離れていよう。

「奈々、ちょっと煙でむせちゃったから、少し高台のほう行ってるね」
「大丈夫? 一緒に行くよ?」
「大丈夫大丈夫、ちょっとしたらすぐ戻るから」
「オッケー。行ってらっしゃい~」

河川敷を見下ろす防波堤の坂に座ってみんなを見てると、今まで自分もそこにいたのに、ぜんぜん別の世界の人みたいに感じた。

テレビを見てるような、というか、舞台を観ている感じかも。
あたしはその観客。

自分が出演するはずだった恋愛ものの舞台が突然幕をおろして、今度はなぜかアイドルが主演の変な舞台に参加させられて。