河川敷まで車持ちの子に便乗して四台で出発。 あたしと奈々は桐野の家の車に乗った。 「え、彼氏できたの? いいね。あたし? ナイナイって」 奈々と別の子が話しているのを、助手席の桐野がこっそりチラチラ見てる。 桐野の気持ちを知ってしまっているから、おもしろい。 がんばれ、桐野。 あたしはなるべく邪魔をしないように、って思った。