バチン! 今度は間違いなくあたしの意思で、秋田君の頬を、思いっきり。 「同じ顔だから何!? 先輩はそんなイヤラシイこと言わないし! バカにしないで!!」 あたしは落としたカバンを抱えて、階段を駆け上がった。 最っ低!! 最初のは八つ当たりだけど、これは絶対に謝らないんだから! 秋田君はあとから入ってきたけど、一言も交わさず、あたしはただ黙々と補習を受けて、時間が過ぎるのを待った。 腹が立って仕方なかったけど、これでもうちょっかいをかけられることもないだろうなと思った。