「……そのぽーっとした顔、エロい。誘ってんの?」 その言葉でハっと我に返る。 「そっ、そんなわけないでしょ! だれがアンタなんか! だいたい人気者だからって誰でも簡単に落とせるわけじゃないでしょ!」 「それが簡単なんだな、実にカンタン」 「っく……、とにかく、あたしはお断りだから! そんな簡単なら他いってよ」 薄暗くてもわかる、キスで艶めいた秋田君の唇が、薄ら笑いを浮かべていた。 「そんなこと言って。ホントは先輩と同じ顔で抱いて欲しいって顔、してるぜ」