「来るわ来るわ何が来る、高野の山の御杮小僧、狸百匹、箸百膳、天目百杯、棒八百本――」 ! 急に、背後で外郎売の声がした。 先輩の声だ! それがあり得ないことだなんてまともな思考、あたしにはまるで浮かばなかった。 先輩が死んだなんて夢で、 もう、 その悪夢は終わりで。 あたしは目が覚めて、同じ放送部員の先輩彼氏が今、すぐ後ろにいるんだ。