ずっとあたしのこと慰めて励ましてくれた奈々に恋をしてほしいと思うし、あの時期あたしの知らないところで苦しい思いをしていた桐野の力になりたい。
「奈々に、なにか伝えるとか?」
あたしがそう、切りだすと。
「プチ同窓会みたいな感じで、仲いいヤツでバーベキューするんだけど、そこに広瀬と一緒にきてもらえねえかな」
「バーベキュー……」
あたしが少し戸惑ったら、
「やっぱ、ダメかな。早坂、まだそういうノリじゃねーよな」
がっくりと肩を落とす桐野。
さっきとのギャップが大きすぎて、気の毒度MAX。
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