俺は"遊び人"ーーーー。

俺を知ってる奴は、俺を"遊び人"として接する。
ヒカリとは友達。

だけど誘われればキスもする。

だからかな、恋を知らない。
恋が何かも、わからない。

だけど、ヒカリのことでわかった気がする。

大切で、傷つけられたくない人がいるんだ。
柔らかくて、甘くてキャンディみたいな女の子。
優しい君は、、誰かのモノーー。

そう、"誰かのモノ"。


それはーーーー「何、抱き締めてる訳?」

不機嫌な声に振り向いたら、仁。

いつの間に。

「何、ダメーー?
告白してたっ」

「告白?俺のなのに?」

「まだ、仁のじゃないし。
勘違い男が、見苦しいよ!」


「「………」」


「あの〜、佐伯くん。
何でここがわかったの?」

「大方、教室から見えた口だろう?」

それしかない。

「まあな」

ほら。

やっぱり。。

「君も、暇だよね。
留年するよ?」

軽く嫌味言ってやる。