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頼ってもいいですか?

泣いてもいいですか?


私は、彼の胸に飛び込んだ。

「私と恋の契約結んで下さいっ」


君が少したじろぐ。

「あー、わかったから少し離れろよ。
マジ、やべー」

ん?

なにがやばいんだろう。
私は彼を見つめた。

「あんま、見るなし」

赤い顔。

私は、首を傾げた。
「なにこいつ、マジヤバイ」

佐伯くんは、不思議な言葉ばかり。
ヤバイってなにが?、なんて言う空気ではない。

「佐伯くん、ありがとうっ。
あ、甘宮 想って言います!1年A組です!」

Aっていやー。



「想ちゃんだあ!なに、仁と知り合い?」
陽気な声に振り向いたら、相沢 類くん。