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「ありがとうは、俺の方だよ。
気持ちが、楽になった。
ありがとうなっ」


隣でチョコ菓子を食べてる真一くんには、かなり感謝してる。

だってーーーーーー



「仁くん、大好き!」


大好きな君と、、

「俺もだよ、想っ」


ライバルの君と、住んでるんだから。



「俺、買い物行くけどついでになんかいる?」


一緒にいるのが辛い。
だからーーーー少しの間だけ離れた。

帰り道の公園で、俯く真一くんに出会った。

ため息を吐き出した真一くんは、まるで自分を見てるみたいでーー。


わかるよ、真一くんの気持ち。

俺も、未だに引きずってるアホな奴だから。