不良な彼と恋の契約

「おい、何してる訳?
離せよっ」


志貴くんっ。

私を守る様に立つ志貴くん。

「たかが、クラス替えに大げさ。
離れたって心まで、離れて行かない訳。
だいたい、俺がリナを離すわけねーじゃん」

志貴くん。

志貴くんを、信じられなかったのは誰?
私だ。
離れたら、それまで。
なんで、そう思ってしまったんだろう。


志貴くんはいつだって、不安を消し去る。



「リナ、たかがクラス替え。
クラス変わっても、卒業してもずっと一緒に居るんだよ」

私は志貴くんに抱き締められていた。

何も、不安なんかない。

私は志貴くんが好きだ。

*リナ&志貴side終わり*