きっと、俺はヒカリを不安にさせてる。
ヒカリからの視線が、半端ない。

だけどさあ、ヒカリが、考えてること間違ってるよ。
堪らず怒鳴るヒカリが、また可愛く見えた。
その後の、雑誌を見つめるヒカリ。

あーあ、見られちゃった。

就職決まるまでは、内緒にするつもりだったから。

「現実は甘くないから。
まずは、仕事だよ。
大丈夫、ヒカリは俺が守るから」


ねえ、ヒカリ。

安心した?

俺がヒカリを離すわけない。

ヒカリは、俺だけのモノだから。

俺は、ヒカリを抱き締めキスをした。

「類?」


困惑したヒカリの表情。



「誓いのキス。
俺だって、ヒカリを抱きたいの我慢してるんだよ」

なあ、わかってよ。



「類、一生あたしは類のものだよ!」


なんつー、可愛いのこの子。
決心が揺らぎそうになるのを、グッ、と耐えた。




「今はヒカリを抱けない。
ヒカリが、嫌いじゃないから。
ヒカリが大切。
何よりも大切。

いつまでも、一途に想ってくれてありがとう。
愛してるよ」


.なあ、ヒカリ。

"友達"から"恋人"になるまで
たくさん、遠回りした。


だけど、ずっと一途に俺を想ってくれてありがとう。




愛してるよ、ヒカリ。。



*ヒカリ&類side終わり*