そこからは乱闘だった。

だけど、私の目はーー仁くんの胸の中。

「大丈夫。
想は、なんにも見るな。
俺以外の声は聞くなよ」



大好きな人の胸に、顔を埋めた。
君以外の声は聞こえない。

優しく触れた私の耳にかかる君の指が、、

少しくすぐったいけど、安心を呼んだ。




私には、仁くんしか見えません。


輝くん、ありがとう。





みんな、ありがとう。