私の言葉に立ち止まることはない。

輝くんは、手を振り振り向かずーーーー歩いてく。


私は、仁くんに抱きついた。


「想、大丈夫だよ。
輝くんは、強いからっ」



ヒカリちゃん。

相沢くんも、斗真さんも
輝くんを見つめた。


離れてく仲間を見つめた。



楽しくしていた日々が懐かしくてーー


仁くんと二人で私なんか構ってくれて、それが大変だった日々が懐かしくて悲しくなる。