「黙ってればって、酷くない?
罰として、ジュース奢れ。
後、想にもな」

輝くん、ジュースとかーー関係ないのでは。
ただ、欲しかっただけでは。

「仕方ねーな。
何がいいんだよ。
想は?」

ビクッ!!
いきなり、私に聞くもんだからびっくりしてしまう。

仁くん、目を見開き私を見た。

「あーあ、ほら。
仁が、怖がらすから想、怯えてんじゃん。
可哀想に。
なんなら、今晩俺と寝る?」



きっと、輝くんは冗談で言った筈なのに。



真っ赤になってしまう私。



「え、想ーーそれ、可愛すぎ。
本当、俺と寝る?
腕枕してあげるよ。
なんなら、ポンポンしてあげるよ!」


気のせいか。
輝くんの後ろに、般若が。
輝くん、気づいてない。
教えてあげた方がいいかな?