「何、それ私服?」


えっーー?
私服と言うか、部屋着ですが。

なんか、変かな?

ミニワンピですが。
下には、一応ショーパン穿いてます。
ピンクのヒラヒラで、大きなリボンが付いてます。

「あの子可愛くない?
隣の学校の子だろ?
たしか、甘宮想ちゃん!」


え、私ですか?
ロビーに来たら、皆集まってるんだけど。

なんだか、目立っている気がする。
だから、私は仁くんの背中に隠れた。


「想ちゃん!!
隠れないでよーー、仲良くしょうよ!」

隣の学校の不良くん達だ。

仁くんの背中にぎゅっと抱きついた。

仁くんが守るように、前に出た瞬間ーー。






「おい、そこの奴ら。
暇なら、手伝え!!」

嵐先生。

ナ、ナイフとフォークを持って立ってる。

「いや、今ーー想ちゃんと交流をっ「いいから、来るよな?」


有無を言わせない、嵐先生。

連れてかれる最中、嵐先生が振り向いた。

嵐先生?

なんだか、嵐先生いつもと違った気がした。

気のせい?

「先生、好きな人いるのかなっ」

はい?
仁くんが、不思議なことを聞いた気がした。