「なんだよー、皆して羨ましいね。
つか、邪魔なのは俺らだけかーー。」

「なあーー、仕方ないから俺らがソファで寝るよ。
まあ、でもーー気をつけてね。
俺ら、"好きな子"いるからさあ」


真一がニヤリ、と笑った。

ビクッ!!

その真一くんの言葉に、ヒカリちゃん、そして私の肩が揺れた。





「真一!!
お前、いい加減にしろよ!!

怯えさせるな!!」


仁くんが、怒鳴った。


「だってそうじゃん。
俺はヒカリちゃんが好き。
輝は、想ちゃんが好き。
なんか、合ってもおかしくないよな?」


「………っ」


ヒカリちゃん震えてる。

私も少し、怖くなる。