ーーーーーーーーーー

夜。

みんなでご飯食べている時。

「明日から一週間いないとか、俺1人じゃん。
寂しい。
みんな、お土産買って来てね!」

斗真さん、1人ぼっちになるんだ。

「つか、金ねーし」

仁くんが、大口で餃子を頬張りながら言った。

きっと、みんな同意見。
言わないけど。

「あーー、大丈夫。
せっかくの旅行だし、ちゃんと準備してあるから!
はい、どうぞどうぞっ」


お年玉袋に入った少し分厚い奴。
貰うのが恐縮なんですがーー。

輝くんにも、ヒカリちゃんにも、相沢くんにもーーなんだか分厚いお年玉袋。

今は、正月じゃないけれど。


「あ、斗真さんありがとうございますっ」

ヒカリちゃんが
少し頰を染めた。

きっとヒカリちゃんは、親からの愛情が無かったからきっと嬉しいんだ。

それが、分かったのかーー相沢くんは、隣で笑っていた。






食事を終え、みんな各自お年玉袋を開いたが驚愕!!



五万!?


「ちょっと、斗真さん!!私、こんなに頂けない!!こないだ入院したのだって、お金払って貰ったのに!!」

私がリビングに駆け込むとーー後ろからバタバタと、輝くん、ヒカリちゃん、仁くんが来た。