不良な彼と恋の契約

「じゃあ、また連絡するね!
類っ、放課後アイス食べに行こうよ!」

「ああ、じゃあまたな」

ヒカリちゃんは、類くんと手を繋ぎバイバイする。

その背中を見てる真一くん。

複雑な私達。

だって、あんまりにも背中が寂しそうでーー。

見ていて悲しくなるから。

「好きなのか?
本郷が」


ずっと黙ってる志貴くんが、あんまり真剣な表情するからーー私もドキドキが止まらない。






「分かんない。
ただーー宇治虫にも、あの相沢にも分かんないけどすげームカつく」




さっきの怒りはどこへやら、真一くんは普通に答えた。







「それが、好きってコトじゃない訳?
けど、良かったな。
真一には、恋は無理かと思った」


志貴くんの言葉が、なんだか響いた。

真一くんは、何か闇を抱えている気がする。
その証拠に、真一くんはーーただ何も言わず、薄く笑うだけ。


真一くんの本心までは、分からない。