「あの、何か?」
想が、不安げに志貴を見上げた。
「ああ、悪い。
甘宮 想だよね、俺仁と同じクラスの志貴。
初めましてだけど、名前は知ってるよ」
志貴がこんなに喋るの初めて見たよ。
つか、喋れるんだこいつ。
「初めまして、なんで名前っ」
コテン、と首を傾げる想。
なんつーか、可愛い。
「有名だから。
どこ歩いても君の名前聞くからさ。
けど、分かるかも。
なんで有名か。
俺、女苦手だけどーーあんたのことは嫌いじゃないよ」
「「「…………」」」
嫌いじゃないーーって。
志貴の嫌いじゃないは、"好き"ってことじゃんか。
口に出すと現実になりそうだから、言わないけどーーーー。
想が、不安げに志貴を見上げた。
「ああ、悪い。
甘宮 想だよね、俺仁と同じクラスの志貴。
初めましてだけど、名前は知ってるよ」
志貴がこんなに喋るの初めて見たよ。
つか、喋れるんだこいつ。
「初めまして、なんで名前っ」
コテン、と首を傾げる想。
なんつーか、可愛い。
「有名だから。
どこ歩いても君の名前聞くからさ。
けど、分かるかも。
なんで有名か。
俺、女苦手だけどーーあんたのことは嫌いじゃないよ」
「「「…………」」」
嫌いじゃないーーって。
志貴の嫌いじゃないは、"好き"ってことじゃんか。
口に出すと現実になりそうだから、言わないけどーーーー。