「あ、想のクッキー可愛い!」
本郷が、想のプリンを見て雄叫びをあげた。
覗き込む想のプリンの上には、ライオンのクッキーがウサギさんと寄り添ってるクッキー。
まるで、俺と寄り添う想みたいだ。
「想、これあげる!」
輝が犬のクッキーを、ウサギに寄せたらーーガコン。
ライオンが、外に落ちた。
「ダメだよ、ウサギが食べられるよ。
ライオンに。ライオンは、凶暴だからさあ。
犬くんが守ってくれるから大丈夫だよ!」
なっーー!!
「こんな怖いライオンは、俺が食べてあげる!」
テーブルに落ちたクリームのついたクッキーを、摘んだ輝は、パクリ、と食べた。
なっーー!!
想なんか、言えよ。
俺が食われたんだよ。
ちらっと想を見たら、目をキラキラさせていた。
「ありがとう輝くん。
助かりました!」
ガクッ。
やっぱ分かってたよ、ライオンに深い意味はないこと。
だけど、少しは希望が欲しかった。
「あは、仁。
どんまい!」
類が励ますが、俺はまったく聞く耳なんてない。
ただーーーー仲が濃くなる二人を見てるのが辛いと、思うだけ。
本郷が、想のプリンを見て雄叫びをあげた。
覗き込む想のプリンの上には、ライオンのクッキーがウサギさんと寄り添ってるクッキー。
まるで、俺と寄り添う想みたいだ。
「想、これあげる!」
輝が犬のクッキーを、ウサギに寄せたらーーガコン。
ライオンが、外に落ちた。
「ダメだよ、ウサギが食べられるよ。
ライオンに。ライオンは、凶暴だからさあ。
犬くんが守ってくれるから大丈夫だよ!」
なっーー!!
「こんな怖いライオンは、俺が食べてあげる!」
テーブルに落ちたクリームのついたクッキーを、摘んだ輝は、パクリ、と食べた。
なっーー!!
想なんか、言えよ。
俺が食われたんだよ。
ちらっと想を見たら、目をキラキラさせていた。
「ありがとう輝くん。
助かりました!」
ガクッ。
やっぱ分かってたよ、ライオンに深い意味はないこと。
だけど、少しは希望が欲しかった。
「あは、仁。
どんまい!」
類が励ますが、俺はまったく聞く耳なんてない。
ただーーーー仲が濃くなる二人を見てるのが辛いと、思うだけ。



