「もういいんだよ!!
私なんか、死ねばいいんだよっ!!」

私にもう、迷いなんかない。
命なんて、惜しくない。
だって、隣にいる筈の大切な人は、、
もう、私の横にいないからーー。


グイッーーっ。

突然引かれた手に、驚いているとーー
その手は私の頰を殴った。



「バカだよ、バカだよリナちゃんは!」

私の胸に飛び込んできたのは、知ってる温もり。

想ーー。



「死んだら、何も出来なくなるんだよ!
死んだら、周りが悲しいんだよっ!
ずっとずっと悲しいんだよ!」


私は、知ってる筈なのにーー。

想の両親は、、半年前ーー死んでることを。

なのにーー私が悲しくさせてる。


「だってーーもう想は私のこと。
もう、友達じゃーー「友達だよ。簡単に友達って、失くせないよね。
ごめんね、リナちゃん。
ごめんね」

私は、想を抱きしめた。