ずっと友達だった。

途中から、自分を好きなのに気づいて利用する様に抱いたことがある。

そんな俺をまだ好きだ、と言うヒカリはバカだ。


「いや、バカなのは俺だ。
ずっと、傷つけてたーー」


見た目は、金髪だし派手目だけど姉御肌でサバサバした明るい奴。







「類ーー?
どうしたーー?」


仁が急に様子のおかしい俺に、不安な声を上げた。


「俺、想ちゃんに明日ーー好きって告白する」



俺の言葉に、見開いた目はまさしく仁なんだけど。
急に寂しげに笑う仁に、戸惑いを隠せない。

「お前、本当に想が好きか?

本郷はどうすんだ。このままでいいのか?」

いいわけない。

本郷 ヒカリ。


ずっと、好きで居てくれてる相手をーー

振る覚悟で、突き放すなんて。。


"類、好きっ"ーーーー。



グッ、と掴んだ拳は、自分の手を傷つけてるなんて気づかない。

「俺は、、決めたんだ。

ヒカリとも、サヨナラする!」


自分が、決心したことだ。

誰が、何を言おうと変わらないーー。


変わらないーー。

*類side終わり*