「俺、怜奈が例えどんな姿になったとしても、もう一度出逢える自信だけはあるよ?それで、もう一度好きになる!好きで好きで、きっと誰よりも怜奈を幸せにする…うん。断言出来る…今なら、絶対に」
「崇矢…」
「釣り合わないとか…色んな無駄なこと考えちゃってたけど…それでも、怜奈が笑ってくれる為なら、俺、強くなれる。…だから、その時も、俺と…恋、してくれませんか?」
きらびやかな、ネオンひしめくX'mas。
俺は点灯されたばかりのツリーの前で、恭しく彼女に手を差し伸べて、そう微笑んだ。
それを見て、彼女は一瞬だけ驚いた顔をしてから、泣きそうな、切なそうな顔をして、俺の手を取る。
「ばか、そんなの即座に了承するに決まってる!私は…崇矢が私を知る前から崇矢の事を知っていて…その…好きだったんだからな」
ぎゅ。
握られた手に、絡めた指に、力が入った。
彼女の方を見ると、はらはらと涙を零している。
俺は、その涙の1つ1つを拭って、抱き締めた。
「怜奈…好きだよ。こんな風になったこと1度もないから、他と比べようもないけど…この気持ち、全部受けと止めて…?」
「崇矢…」
啄むようなキス。
触れ合った場所から、互いの温もりがしっかりと伝わるように…。
雑踏の中で…交わす、約束は…誰にも奪えない2人だけの誓い…。
あの日、出逢った瞬間から…。
2人の運命はぴたりとくっついていて、どんな試練があっても、離れることはなかったんだろう。
1000年先も…。
それ以上先も…2人必ず巡り合って、この空の下、愛を囁き合ってキスを交わす。
それだけで、2人何処までも…幸せだから…。
Fin.



