「けど…」
「…そんなに不安なら…こう、すればいいか…?」
ちゅ
掠められるような、小さなキス。
それはまるで羽根のようで、ふわふわと心許ない。
だけど、確実に俺の心を捕らえて…気付いたら、先パイのことを抱き締めて、自分からもキスを返していた。
「先パイ、好きです…ほんと、誰にも負けないくらい…」
そう囁いて、俺と先パイは暫くの間そうして抱きしめ合っていた。
それから冬休みとなり、俺達の関係は大分変わった。
先ずは、俺は先パイのことを「怜奈」と呼べるようになり、周りを気することもなく想いを伝えられるようになった。
「怜奈…大好きだよ」
「…私もだ…」
想いを口にすればするほど、大輪の薔薇が咲き誇るように、笑みをくれる彼女。
それだけで、胸がいっぱいになる。
蕩けるような甘いキスを交して、ぎゅうっと手を繋いで…。
どんな形であっても、どんな理由で離れてしたとしても…。
2人は何度だって恋をする。
そう、1000年先まで、心に誓う。



