そして月日が流れ

私は3年生となり、卒業した

最終成績は、60人/300人中

先生達からは、奇跡だ、とまで言われた

初めのテストで250位だった少女が、最終的に60位まで上がったのだ

家庭環境を考えてもいたかもしれない

でも、私はこれが苦痛とは思わなかった

当たり前だと

だって、全ては私が引き起こしたことなのだから





私は高校に入学した

それは、勝手に叔父が決めたこと

叔父は、今まで私に迷惑をかけたお詫びだと言った

違う

迷惑をかけたのは私の方だ

そう言いたかった

でも、叔父は仕事に一生懸命で、今更行かないと言える状況ではないことはわかっていた

好意をありがたく受け取り、私は叔父が選んだ高校に入学した

叔父を喜ばせるために、ここでもいい成績を取ってみせようと

そう、決めた時に

君が現れた