時のなかの赤い糸



「わかりました。私も警護の一環で着いていきたいです。」

「無断はアカンから、土方さんに言わな」


山崎さんが奉行所に遥を入れようとして、遥は花に振り返った。


「お花ちゃん」

「待ってる」


花が笑ったのを確認して、遥は山崎と奉行所に入っていった。


一室が局長のために貸し出され、遥と山崎はその部屋の前まで来ていた。


「かっちゃん」

局長をそう呼べるのは新撰組でただ1人

土方の声に、遥と山崎は部屋に入るのを躊躇った。