「よろしく」 翔和さんは、昨日のようにいい人なのか悪い人なのかわからないような笑顔を浮かべる。 「……っ」 よろしく……? あたしはべつに暴走族の副総長さんとはよろしくなんてしたくないんだけど……。 でも、この人たちに逆らっちゃいけないのはあたしにだってわかるし。 「よっ……「よろしくお願いします!」 あたしの声をかき消すように千春ちゃんが声を張り上げるから、あたしは横でペコっと頭だけ下げた。