煌くんからは……ケガの様子を知るために、メッセージが来たり、電話が来たり。


保健室で南里くんと一緒にいたことについては何も触れられなった。


それにホッとしつつ、あたしだって触れたいのに触れられないことがある。


同じ小学校にいたことを知ったことについて、なにも聞けないんだから……。



そして昨日。


明日はどうなのかと聞かれ、学校に行くと伝えるといつもの時間に迎えに行くと言われた。



「またよろしくね」



なにも知らないお母さんは、久しぶりに煌くんに会えてうれしそう。


のんきに愛想なんて振りまいていてため息が出ちゃう。



「はい。任せてください」



それに対し煌くんは、好感度抜群の返事を返して。


あたしはいつものように車に乗るよう促された。