「ちょっと待ってね」
千春ちゃんの元へいき、伺いを立ててみる。すると、
「は?嫌だよっ!あんなかわいい子、ハクさんのとこに連れて行きたくない!」
「えええ……」
千春ちゃんからは冷たく突き放されてしまった。
ハッキリしてるなぁ。
恋する女の子の心理としてはわかるし、千春ちゃんの性格上、そう言われることも予想は出来てた。
やっぱりダメか。
「それに、そんな勝手なことしたら煌さんに絶対怒られるよ!」
「そ、そうだよね……」
応接室を使えるのはトップ4だけ。
他のメンバーは、溜まり場として別の空き教室を使っているんだって。
もちろん女子なんて、普通は入れないところ。
あたしたちは特別なんだと、翔和さんからも釘を刺されている。



