溺愛総長様のお気に入り。



千春ちゃんは大興奮だけど、あたしはまだ目を覆ったまま。



「ハク待て、今日は向こうで着替えるぞ」


「そうそう。今日はレディーがいるからな!」


「はぁ~?俺のシックスパック……!」



結局、翔和さんと南里くんに引きづられるように、半裸のハクさんはこの部屋を出て行った。



ふぅ……びっくりした。


あたしああいうの、ほんとムリだから……。


そのとき煌くんは、どこかに電話をかけていて、



「ソラとカイを呼んでくれ」



そう言うと、すぐにふたりの男の子がやってきた。



「「失礼しますっ!」」



礼儀正しく挨拶しながら入ってきた金髪頭のふたりは、まだあどけない顔をしている。


この子たちが、ソラくんとカイくんなのかな。

よく見ると、同じ顔……双子!?



「煌さん、なんでしょう」


「お前らふたり、今日は彼女たちの警護に回れ」


「「わかりましたっ!」」