「夕飯とかはどうしてるんですか……?」
「下っぱに買いに行かせるか、どっかに食いに行くかしてるな」
これは、お菓子に手を伸ばしながらハクさんが。
「事情があって家に帰れねぇヤツらもいる。ここに来れば誰かいるし、メンバーであれば24時間365日出入り自由だ」
へぇ……。
もうここが生活の拠点みたいになってるんだ。
すると、思いがけない言葉が耳に入ってきた。
「煌も一人暮らしだからな」
「えっ」
「ハク、余計なこと言うな」
煌くんが一喝したからそれ以上聞けず、この話は終わってしまったけど。
どうして一人暮らしを……?
気になって仕方ないけど、なんだか聞いちゃいけない雰囲気で、それ以上踏み込めなかった。



