「こーんな素敵な人が愛莉の彼氏だなんて、おほほほ~」 「お母さんっ!?」 「ほら、愛莉早く食べちゃいなさい。待たせちゃ悪いでしょ!」 「いえいえ大丈夫ですよ。愛莉、ゆっくり食べて大丈夫だからね」 そこへ煌くんが会話に割り込んできてにこっと笑う。 紳士的対応に、ドキッとした。 自由人な煌くんも、一応人の親には常識的な態度が取れるんだ……。 「ま~、なんて優しいの?愛莉にはほんともったいないくらい素敵な人で……」 涙まで浮かべちゃって…… お母さん、完全に騙されてるよ。