「人より目立つ
行動をしたらいいと思うよ
そうすれば木山選手の目線に
君が入るだろ?
それが運命の出会いに
なるかもしれないし
頑張ってごらん」
「あ・・・はい」
運命の出会いはもう去年
出会ってますよ
私が彼女ですよ
なんて言えるはずもなく。
「ただ見てるだけでは
ダメだよ チャレンジしなきゃ」
「すごく推しますね!」
「あはは それはね
君がうちの孫に似てるから!
だから夢を叶えてほしいなと
思うんだよ」
「そーなんですか」
「そうそう 空港で現れた時
一瞬あれ?早希?と
思ったほどだよ」
「遠くにいらっしゃるんですか?」
「神戸なんだよ」
神戸にいて1年に
数回しか会えないらしいが
いつも連絡くれるし
写真は携帯に送ってきてくれるらしい。
そんな会話をしているうちに
練習場所についた。
「ここで待ってるから
帰りたくなったらタクシーに
戻っておいで
今日は1日君だけの予約だからね」
「はい わかりました」
タクシーを降りて
まずは人の多さに驚いた。
もちろん勇さんの背番号をつけた
ユニホーム姿の女性もチラホラといる。
その中に交わって練習風景をみていた
始めて見る練習
やっぱりかっこいい。
思いっきり手を振って
「来たよぉ〜」って叫んでみたいが
それをやると大変なことになる。
トイレで偶然岩崎さんに会った
「美結ちゃん!
あっ!違った 充電器」
「あっ。。。こんにちは
こんなところまで来ちゃいました
うん?今充電器っていいました?」
「うん 充電器!」
「あれ?勇さんに持ってくるように
頼まれてないけど?」
「フフフ面白い
じゃあーね」
なんだ岩崎さん。。。
訳わかんない。。。



