『怖いから見れない
先に見て』と言われた私は
「あ。。。」と答えただけ。


「ねぇ!どーだったの?」


「言ってもいいのかな?」


「何よ!怖いじゃん!」


「真由にとって 良かったのかな?
この結果って
それともどーなんだろ」


「も!!!何!!!」


「自分の目で確かめれば?
最終的には自分がこの結果
考えないといけないわけだし」


「もぉー!ちょっとぉー」


私は検査薬を真由に見せた。


「あ。。。あはははは
なんだ。。。」


もっと喜ぶのかと思えば
半分はガッカリだとか。


もうお母さんになる覚悟は
してたらしい。


「このこと伊達くんには言わないでね」


「言わない言わない」


そんな時だった
私の携帯が鳴った。


「あっ 勇さんだ」


「ヒューヒュー
ラブコールですかぁ」


「ウフッ」


「何がウフッよ!早く出れば?」


「言われなくても出まーす!
もしもしぃ 勇さん」


「もう家に着いた頃かな?と
思ってさ
今日もお疲れさん」


「お疲れ様です
でも今日はまだ帰ってないんだ
真由とご飯食べてる」


「そーなん?」


「そう。。。真由がね
赤ちゃんができたかもって
検査薬を買ってきてね
今調べたところなの」


私の横で真由が
「私の話をえさにしないで!
恥ずいじゃん」と膨れている。


「で?結果は?」


「出来てないみたい
それはそれでガッカリしてるけどね」


「そっか
それより明日迎えには行かれないから」


迎えに来れない?って何が?
沖縄に居るのにわけわかんない
まさかお酒に酔ってる感じ?