クリスマスイブ前日


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どこのお店も予約が取れなかった
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そう言うラインがコンビニのバイトを
終えた私の携帯に入っていた。


プレゼントまで用意して
楽しみにしてたのにな。。。


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イブですものね
仕方ないですね
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と返信したが
それに対しての返事はすぐには
来なかった。


夜のバイトの準備中
ラインが届いた。


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美結ちゃんがよかったら
うちに来ない?
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うちに?
来ない?
うちに?
来ない?
私が?木山さんちに???


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木山さんちですかぁ?
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どこもお店がないから
色々買ってうちでパーティしようよ
お店に行く感覚で来てくれたら
いいから
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はい 行きます
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あしたいつものところに
6時半ね
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はい わかりました
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「マジか。。。」
と呟く私に
「何?変わったこと?」
真由子に聞かれた。


「木山さんがクリスマスイブを
一緒に過ごさないか?って」


「すごっ!!!
いいじゃんいいじゃん!
もちろんオッケーでしょ?」


オッケーなんて
もうこの前してるんだけどね
それを言うとまた
内緒にした!って怒られるからね。


「うーん そーだね」


「めっちゃいいじゃん!
羨ましい
とうとう美結も春が来たか?」


「春ねぇ〜春かぁ・・・」
と呟きつつも
「バカなことを!!!
あたしと木山さんがそんなことに
なるわけないでしょ
向こうは住む世界が違う人よ」


「住む世界?
それがどーした?」


「どーしたって。。。」


「住む世界が違っても
同じ人間でしょ」


「うん だけど」


「いい報告待ってるわよ
あたしも伊達くんとのこと
報告するねぇ
さぁ!仕事仕事」


ウキウキだな
伊達くんと上手くいってんだね。