参進の儀
奥ゆかしく
和奏の曲に合わせて
新郎新婦入場。


親族もその後ろから入場
私の親族は父母 父方の祖父母に
母方の祖母 父の兄夫婦のみ
明日の東京で行う時には
従兄弟たちも呼ぶつもりだが
熊本では挙式のみなので
2日間も迷惑をかけられないが
父の兄夫婦には
いろいろお世話になっていて
お声がけをしたら
是非とも参加させてほしいと
言うことで熊本まで来てもらったのだ。


勇さんの家族は両親にお兄さん夫婦
妹の弥生さん
両方の祖父母に先ほどの祖祖母。


勇さんの都合上
結婚式のことで熊本に訪れたのは
一度きり
この日に全て衣装を選び
リハーサルを済ませたので
工程はあまり覚えていない。


その都度 小声で教えてくれる
スタッフ。


修祓の儀 しゅっぱつのぎ
心身を清める儀
頭を下げて斎主さんのお祓いを受ける。


三献の儀
三々九度。


誓詞奏上


ーーー今日を佳き日と選び
○○大神の大前で結婚式を挙げました
今後は信頼と愛情を以て輔け合い
励まし合って良い家庭を
築いていきたいと存じますーーー


読み上げる勇さん
一緒に支えもつ手が震える私。


ーーー何卒幾久しくお守りください
木山勇吾 妻美結ーーー


改めて夫婦になったんだなぁと
実感する瞬間だった。


指輪の交換
勇さんから左手にはめてもらった指輪。


一粒の涙が頬を伝う。


「バカ!泣くな」
小声で言う勇さん。


玉串をささげ
巫女の舞を終え
親族で盃を交わすし
斎主が神様に挨拶をし
式は終わり。


40分もかからなかったが
長く感じた私だった。