「あっ!パパ!!!」


はるくんは今日1番の笑顔を見せた。


「ただいま
いい子にしてた?」


「うん!!!」


「何食べたの?」


「ハンバーグ!」


ほのぼのとする親子の会話。


「あっ!先生
いつもお世話になってます」


「いいえ」


ぎこちない会話。


「パパは美結せんせーのこと
好きなんだよね?」


突然のはるくんの言葉に
プッとお茶を吹き出すはるくんパパ。


「パパぁ!汚い!」


「ごめんごめん
お前なぁ」


「だってぇパパ
いつも言ってるじゃん
美結せんせーって可愛いね!って」


「こら!2人の秘密って言っただろ
男なら約束を
ちゃんと守らなきゃ」


「あっ!そーだった
男の約束だった
ごめんねパパ」


2人の会話に大笑いの園長先生と私。


「はる!パパと先生
デートしたいって!
私と先に帰って寝ましょうか?」


「パパデートしたいの?」


「いや べつに・・・パパは」


そりゃ 本人目の前だし
子供の前だしと言うのがあるのだろう
言葉を濁している。


「頑張るんだったらいいよ
パパ」


本当に子供らしくない子供というか
言うことがマセている。


「美結せんせー
パパをお願いします」
と私に頭を下げる
本当にマセてる。


園長先生がはるくんを連れて帰った後
「場所を変えますか?
ここはファミレスですし」
とはるくんパパ。


「御食事されてないんじゃ
ないんですか?」


「軽く食べて帰ったので
大丈夫ですよ
カフェでもどうですか?」


飲みに行こうと誘われるかと
想像してたがカフェときたので
意外だった。