「おはよう
寝ちゃってたんだね
ごめんね」


「酔っ払い!
手のつけようがないくらい酔っ払い!」


「うそっ。。。暴れたとか?
全然記憶ない マジでごめん」


暴れてはないけど
ずっと泣いていたと言う
泣いて泣いて静かになったと
思ったら寝始めたと。


「暴れるよりマシでしょ」


「泣くのもねぇ」


「迷惑かけたので
ご飯ぐらい奢りますっ!」


「当たり前!
それより時間大丈夫?」


「時間?」


「仕事でしょ」


「うんそーだね
まだ5時半か 余裕余裕」


「顔!その目!」


泣いたから腫れぼったくなってる
冷やして どうにか化粧で誤魔化して
うん!なんとかなるなる!


「ねっ!1つ聞いていい?」


冷凍庫から保冷剤を取り出して
目に当てていると美奈代から
質問された。


「木山さんのことだけどさ
女が嘘ついてたらどーする?」


「嘘?なんで?」


「マジのガチの妹だったら?
妹なら鍵を持ってても
不思議じゃないよね?」


「妹?妹なら尚更
本命は私よ!のセリフはおかしくない?
美奈代ぉ あたしが泣いたからって
慰めてくれてるんでしょーけど
勇さん自体も彼女とだと認めてるのに
それはないでしょ
もういいよ!立ち直り早いタイプだし」


「立ち直りが早い?どこが?」


「一般的女子よりは あはは」
と 笑い飛ばす。