3秒後、きみと恋がはじまる。




「よい、しょ」


雪音ちゃんをおんぶしながら、それから自分の右足をかばいながら歩くのはすごく大変で。



足をつくたびにピキッと痛む右足。

それでも右足をかばっていると体重を支えられないから、痛みに顔を歪めながらも保健室に向かった。



こんな時に限って、校舎内に全然人がいないから助けてももらえない…。



「し、失礼します…っ」



やっとの思いで保健室に着いて、ドアを開けたのに、そこに先生はいなくて。

よくドアを見たら、『職員室にいます』と張り紙がされていた。職員室かい!


ひとまず、空いているベッドに雪音ちゃんをそっとおろして、ふう、と息をつく。




「ごめんね、ありがとう…」


本当に申し訳なさそうに謝る雪音ちゃんに、「大丈夫だよ!」と笑って見せる。


「先生呼んで来るね!雪音ちゃんは寝てて!」

「ありがとう…」


職員室は、階段を上がってすぐだ。

さっきより痛みが増した気がする右足を使わないように、ぴょんぴょん飛びながら階段を上がった。

筋トレみたい…きつい…。
でも、雪音ちゃんが苦しんでるんだから…!