「じゃあ、すぐに支度をしてこ――」

「はいっ。
 今すぐにっ!」
と逸人の気が変わらないうちにと芽以はダッシュした。

 は、逸人さんと二人で呑みに行くとか初めてかもっ、と思いながら。