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「またドタキャンとか信じらんないんだけど」
「またあ? 何回目これで」
「忘れるくらい多い」
「ねえ、もうさ」
「分かってる。でもやっぱり好きなんだよね」
「でもさあ、またあのモデルでしょ?」
「道葉有。なにあの女。てか健司君に私がいるって知らないんだよねきっと」
「まあ、そうだよね」
「知っててこれならほんとあり得ないけど。とはいってもさあ……お似合いだよねやっぱ」
「何言ってんの。あんたの方がずっといいって。それにあんたの方がいいモデルだと思うよ。ちゃんと連絡くるんでしょ?」
「うん。だから諦めもつかないっていうか」
ファストフード店で、武田瑠璃は友人の一人のミカと彼氏の健司のドタキャンについて愚痴っている。オレンジジュースを一口飲み、
「この服だって健司君と一緒にいてもおかしくないようにってバイト頑張って買ったのに」
「似合ってるって」
「ありがとう。あー、ダメだって分かっててもついつい見ちゃう」
「やめなさい。SNS見たっていいことないって」
「だよねえ。でもどうしても見てしまう」
「分かるけどね、その気持ち」
「うー」
瑠璃は唸りながらSNSで健司の動向をチェックしてしまう。案の定、健司の隣には有が極上の笑顔で並んでいる。
「私、整形しようかな」
「バカなこと言わないの」
自己嫌悪に陥っている瑠璃はスマホにくぎ付けで、その間にミカのスマホに着信があった。
「またドタキャンとか信じらんないんだけど」
「またあ? 何回目これで」
「忘れるくらい多い」
「ねえ、もうさ」
「分かってる。でもやっぱり好きなんだよね」
「でもさあ、またあのモデルでしょ?」
「道葉有。なにあの女。てか健司君に私がいるって知らないんだよねきっと」
「まあ、そうだよね」
「知っててこれならほんとあり得ないけど。とはいってもさあ……お似合いだよねやっぱ」
「何言ってんの。あんたの方がずっといいって。それにあんたの方がいいモデルだと思うよ。ちゃんと連絡くるんでしょ?」
「うん。だから諦めもつかないっていうか」
ファストフード店で、武田瑠璃は友人の一人のミカと彼氏の健司のドタキャンについて愚痴っている。オレンジジュースを一口飲み、
「この服だって健司君と一緒にいてもおかしくないようにってバイト頑張って買ったのに」
「似合ってるって」
「ありがとう。あー、ダメだって分かっててもついつい見ちゃう」
「やめなさい。SNS見たっていいことないって」
「だよねえ。でもどうしても見てしまう」
「分かるけどね、その気持ち」
「うー」
瑠璃は唸りながらSNSで健司の動向をチェックしてしまう。案の定、健司の隣には有が極上の笑顔で並んでいる。
「私、整形しようかな」
「バカなこと言わないの」
自己嫌悪に陥っている瑠璃はスマホにくぎ付けで、その間にミカのスマホに着信があった。

