いきなり再起動をし始めたスマホを布団の上に投げつけようとしたけれど、そこはためらった。
結果、壊れない程度の力で布団に投げつけ、いらつく気持ちを鎮めようとした。
「まじでふざけんなよ!」
怒りはおさまらず、頭をかきむしる。
再度コーラのボトルを手に取り、残りを一気に飲み干して、ポテトチップスの袋を破くように雑に開け、鷲掴みにしてバリバリと音をたてながら頬張った。
『ドゥドゥ』
短めの振動の後、画面が明るくなった。
と同時に、
『こんばんは、始さん』
スマホから自分の名前を呼ぶ声が聞こえたら、誰でも一瞬戸惑うはずだ。始も例外ではない。
『始さん、新しいアプリのインストールが完了しました』
「まじか。勝手にしてんじゃねえよ。てか、スマホが勝手に話すとかありえねえんだけど。ふつうねえだろこんなこと」
『この機種全てに対応しています。始さんだけではありません』
「そんなんどうでもいいし聞いてねえよ。そんなことより俺のゲームの続きどうなってんだよ」
結果、壊れない程度の力で布団に投げつけ、いらつく気持ちを鎮めようとした。
「まじでふざけんなよ!」
怒りはおさまらず、頭をかきむしる。
再度コーラのボトルを手に取り、残りを一気に飲み干して、ポテトチップスの袋を破くように雑に開け、鷲掴みにしてバリバリと音をたてながら頬張った。
『ドゥドゥ』
短めの振動の後、画面が明るくなった。
と同時に、
『こんばんは、始さん』
スマホから自分の名前を呼ぶ声が聞こえたら、誰でも一瞬戸惑うはずだ。始も例外ではない。
『始さん、新しいアプリのインストールが完了しました』
「まじか。勝手にしてんじゃねえよ。てか、スマホが勝手に話すとかありえねえんだけど。ふつうねえだろこんなこと」
『この機種全てに対応しています。始さんだけではありません』
「そんなんどうでもいいし聞いてねえよ。そんなことより俺のゲームの続きどうなってんだよ」

