☆
「嘘でしょ。信じらんないんだけど」
「まじか……よ」
カラオケボックスで会ったトムと瑠璃はお互いに固まった。なぜかその顔は青くなっているように見える。
「なになに、二人とも知り合いなの?」
何も知らないミカは固まっている二人の顔を交互に見やり、トムの友達に目をむけ、にっこりと笑った。トムの友達二人もまたイケメンだ。
「なんだよトム、お前知り合いだったならもっと早く言えよ」
腕をおもいきり叩かれてもトムは瑠璃をきつく見たまま動かない。
「ちょ、トム、いい?」
固い空気を切ったのは瑠璃だ。トムの腕を掴み、そのまま外へ走るように出ていった。
「あの二人、知り合いなんですか?」
ミカが不思議そうにトムの友達たちに聞くが、二人とも首を傾げ、「ぜんぜん知らない」と、走っていった二人の後ろ姿を追うばかりだった。
「嘘でしょ。信じらんないんだけど」
「まじか……よ」
カラオケボックスで会ったトムと瑠璃はお互いに固まった。なぜかその顔は青くなっているように見える。
「なになに、二人とも知り合いなの?」
何も知らないミカは固まっている二人の顔を交互に見やり、トムの友達に目をむけ、にっこりと笑った。トムの友達二人もまたイケメンだ。
「なんだよトム、お前知り合いだったならもっと早く言えよ」
腕をおもいきり叩かれてもトムは瑠璃をきつく見たまま動かない。
「ちょ、トム、いい?」
固い空気を切ったのは瑠璃だ。トムの腕を掴み、そのまま外へ走るように出ていった。
「あの二人、知り合いなんですか?」
ミカが不思議そうにトムの友達たちに聞くが、二人とも首を傾げ、「ぜんぜん知らない」と、走っていった二人の後ろ姿を追うばかりだった。

