山内くん、薮田くん、佐藤さん、竹中くん、牧野くん、堀北くんが……死んだ。
みんなが呆然とする中で、ピロンッとラインの通知音が鳴り響く。
【残り11人】
まるで全員殺すまで終わらないと言っているみたいに、冷たいメッセージ。
「ねえ、あんたはこれでも幾田の味方をするわけ?」
畑さんが私をじっと見つめていた。
地面に横たわっている6人のクラスメイト。
私の腕の中ではちづが泣きながら震えていて、私はぎゅっと唇を噛み締める。
幾田さんだけが、悪ではない。
でも、今の幾田さんを許してしまったら……。
残りのクラスメイトも、ちづも自分も、死ぬ。
私が今考えなきゃいけないのは、幾田さんの心情じゃない。
この、予告動画をどうしたら防ぐことができるのか。
大切なのは、なんとしても生き抜くこと。
失いたくない友達を守るためにも、私はこの動画と戦わなきゃいけないんだって、やっと気づいた。



