ドッキリ?CG?
私にはそう見えなかった。
むしろ今も麻生さんの無惨な姿が忘れられずに、指先が震えてる。
と、その時。スマホから着信を知らせるメロディが鳴り響いた。ビクッとして、心臓が縮み上がる。
先ほどのやり取りから1年A組すべての人と繋がるライングループからの電話だと思いきや、着信はちづからだった。
『もしもし、あず!?動画見た?』
寸前まで私とラインをしていたちづも同じタイミングで動画を再生したことは分かっていた。私はちづとの電話をスピーカーにして、グループのやり取りをチェックしながら会話をする。
「う、うん。見たよ……」
『本物なの?あれ』
「……分からないよ」
『あずって麻生さんの連絡先知ってる?』
「ううん。知らない」
知るはずがない。学校でも麻生さんとは接点がないし、用事がない限りあまり関わることもないから。



