「……そんなことどうだっていい!!」
そんな中で、怒りを露にしたのが河口さんだった。
「なんでそんなに呑気でいられるの?私たち今日死ぬかもしれないのよ!?」
河口さんに同意するように予告された人たちが次々に立ち上がる。
「そもそも私たちが予告されるなんておかしい!」
「そうだよ。もっと幾田さんにひどいことをしてた人はいっぱいいただろ!」
永重さんと乙部くんが必死で訴えていた。
「は?ひどいことって俺たちのこと言ってんの?」
予告された10人の視線は、森元を含む一軍の人たちに向いていた。
「そ、そうだよ!俺たちはお前たちが勝手に始めたいじめに巻き込まれただけなんだ!」
乙部くんを筆頭に10人が「そうだ」と、声を揃える。
「は?誰に向かってお前とか言ってんだよ、てめえ」
森元が乙部くんを鋭い目付きで睨み、そのまま胸ぐらを掴んだ。



